見えない何か

大切な人って必ず存在するよね。
どうしているのかな。
わたしはあの人達がどうしても忘れられないんだ。
見えない絆で繋がった大切な人達
簡単には言葉にできない思い出
あの日々はいつわたしの元に帰ってくるのだろう…
ゆう○○くん、君とはクラスが6年間ずうっと一緒だったね。
昔から仲良くていつからか関係が恋心に変わっていったっけ…
お互い両思いって分かりきってるのにちょっかい出しあってはぐらかしていたよね。
いつもマラソン大会とか運動会競いあって、順位とか勝負したよね。
君にドッチボールの時守ってもらった時があったね。
運動ができるからって調子にのりすぎて、応援してくれた子にレスしてよそ見していて、気がついたらボールが目の前に来てていくら運動が得意でもこれは無理って思って目をつぶって諦めて流れのままぶつかる覚悟をしたんだ。
そしたら感触がない。
あれ?って目をあけると目の前にゆう○○君がいてビックリしたっけ。
代わりにぶつかってくれてわたしを守ってくれた。
クラスのリーダー的存在で運動神経抜群なゆう○○君がぶつかってくれたんだよ。
残りたかっただろうに。
スポーツできるから絶対に残ってやるとか俺がってプライドもあったろうし。
当然運動得意なヤツが「ゆうちゃん、何で??」って言ったら、彼は「いいじゃん。もう終わりだし。」ってさわやかに言い訳してた。
その日から友情が恋に変わったんだよね。
わたしも男の子になぜかカリスマ的人気があって吐きどころのない思いをクラスの仲間に癒してもらっていた。
学級旗が人気投票で私のに決まったり、わたし一人が走ったら男の子みんな走るの勝負するかのように名前呼んでついてきてくれた。
旅行で早退した時は机をとり囲んで「○○○ー帰んの?」ってきてくれた。
みんながいたから頑張れた。
今はもういない。
割りきったつもりでも割りきれない。
忘れられない。
今思えば夢のような出来事だった。
みんなに会いたいよ
絆は確実に存在した
軽々しく口にできない大切な思い出が。
今も楽しいし仲間もいるけど、私の人生は君らなしには語れないんだ。
君らがいなくなってから私はずっと抜け殻のようだ。
早く会いたい。