娘。との出会い(第一章)「娘。誕生〜3期までの動きと自分の気持ち。」→続編 あり

自分が娘に出会ったのは1997年位にやったASAYANでの「シャランQロックボーカリストオーディション」が終了してから数日後、娘。になるべく集められた5人がつんく♂さんのもとに現れたシーンだった。その時が自分にとっての初めてのASAYANだったのだが、その時は「この番組面白そ〜だな。」と何となく見ていただけだった。
しかし、記憶が曖昧でハッキリとは覚えていないが娘。達がデビューしたい一心でひたすら無我夢中に頑張る姿を見て子供心ながらにこのグループを応援したいと思ったのがキッカケだった。その時わたしは小学6年生。当時12歳だった。わたしは12歳ながらにも懸命に夢を追いかける少女達のドラマから何かを感じ取った。同じ少女として何かを感じさせられるものがあったからだろう。それからは熱狂的なファンというよりは応援したいという気持ちとただアイドルに夢中になる年頃もあってか娘。に注目していた。そのころ大好きだったのはなっち。あの可愛い顔に釘付けだった。次にやぐっつあん。ちっちゃくて、可愛らしい雰囲気を持っている彼女に、その可愛さは天性だなとうらやましく感じていた。最高潮に矢口真里にハマリだしたのが、たんぽぽが出たあたり。曲の雰囲気にあった大人しい少女感が出ているなぁとたんぽぽのCDのパッケージを友達と見ていて思った。ところが清らかな少女から一転、今では娘。一のムードーメイカー。もともと愛嬌があり、人を惹きつける魅力を持っている彼女だからこそ分からなくもないが、人というものは変われるんだなぁとつくづく思ったのを覚えている。
だんだん見ていくうちに娘。に対する感情も変わってきた。まず、衝撃を受けたのは3期メンバーオーディション。同い年で金髪の女の子がオーディション最終候補に上がったからだ。当時中2の自分。もちろん田舎だったし、中学生で染めてる子はあんまりいなかった。いてもせいぜい茶髪。自分の価値観が大いに覆された瞬間だった。たぶんわたしの周りだけでなく全国の中学生を始めとする多くの人間が大きな衝撃を受けたことだろう。実際それからわたしの周りではモーニング娘。の話題性が一気に爆発した。それまで、「ウゼーっ」て言っていた女の子達も注目し始め、いつの間にか同年代の女の子から娘。は憧れの的になっていた。今思うと、オーディションという一つのカテゴリーをテレビというブラウン管を通し、一一般人にドラマとして提供することで、同年代の女の子やファンなど、様々な人種に興味を沸かせるのが狙いだったのかもしれない。さすがにうまい。ディレクターも中々やる。少女達の夢に向かい合宿という一つのテーマから得るものやそこでの成長する姿が一つのドラマを生む。。。気づいたころにはすっかり娘。に注目しているというわけだ。
ごっつぁんが入ったことで自分を始め、多くの少女達が「応援する」という気持ちから、「入りたい」という気持ちに変わっていったことだろう。少なくとも自分は、「応援したい」という気持ちから「入りたい」という気持ちにこの頃を境に変わっていった。やはり、2期の頃と違い、3期の頃にはASAYANもメジャー化してきてそれなりの視聴率もあったし、その時に合宿というテーマでオーディションを展開していくことにより、多くのファン層や同年代の女の子に興味をもたらした。そして、そのオーディションの展開が「ああ、自分も入れるかもしれない!」と皆の心に思わせるキッカケとなったのだろう。3期加入というのは本当に娘。にとって大きな起点となった。もちろん、娘。になりたい女の子が増え始めた理由も視聴率だけでなく、ごっつぁんの加入もとても大きい。まず今まで娘。にいなかった中学生が入ったこと。それと、アイドルに注目する代表的な年齢層の中・高生にごっつぁんのような人材が入ったことで大きな影響力を与えたということ。以下のそれぞれの理由から、全国の女の子達に「自分もできるかもしれない。」という希望を与え、注目されるキッカケとなった。このような様々なことからも3期後藤真希加入は娘。にとっても、アイドル界にとっても大きな衝撃を与えた。思えば、この頃から、アイドルの低年齢化が急速に進んだと思う。一つの可能性を生み出したごっつぁんはやっぱりすごいなぁと思うし、ある意味神だと思う。→4期に続く。